喜びのタネまきその3 失敗しない洗剤の使い方
今年は、引越し清掃の受注が早めに来ています。新年度から新しい環境でスタートをきられる方も多く、最近はその準備が早くなっているのだなと感じます。
そこで… 部屋の壁がくすんでいて気になるわ~とか、お風呂のカビが気になる~
とか、少しハードな汚れを落としたくなって、洗剤を使う時の注意点をお話しましょう。
ポイント1
洗剤は「いきなり強いものを使わない」
さて下の写真ですが、どちらが綺麗に見えますか?
右ですよね。左の写真の右下に丸いシミに見えるところは一部汚れがとれて綺麗になった部分です。やる気満々で、はりきってお掃除をするときに陥り易い現象です。
強い洗剤をいきなり噴霧すると最初に当たった部分の汚れが落ちすぎてしまい、白く抜けてまるで、シミのように見えるのです。
まず、マイルドな洗剤を使用し、それでも落ちない汚れはもう少し強い洗剤を使ってみる
段階を踏むことが大切です
ポイント2
洗剤は、「まずスポンジや雑巾につけてから」
汚れは早く落としたいもの。でも、洗剤を汚れに直接かけないで。その前にスポンジや
雑巾に含ませて、大丈夫かどうかちょっと様子を見ながら拭いて見ましょう。
試しもせずに、いきなり洗剤ボトルからの直接噴霧は、危険です。
■洗剤濃度 濃いめ ■使用道具 スプレーボトル・雑巾 ■清掃方法 洗剤を噴霧し乾拭き |
■洗剤濃度 薄め ■使用道具 雑巾 ■清掃方法 バケツに洗剤液を作り雑巾を浸して絞り拭き上げた後、乾拭き |
ハードな汚れは、直接洗剤をつけなければキレイにならない事が多々あります。
それでは、次に、洗剤を直接汚れた部分に使う場合の注意点をお伝えしましょう。
ポイント3
洗剤は、「下から上へ使用する」
ホコリは上から下へ落ちてきます。だからお掃除も、高いところのホコリををとってから最後に床掃除をする…このように、お掃除されていると思います。
でも、洗剤を直接材質につけてお掃除する場合は、その逆、下から上に向かって進みます。上から下へ行うと「液ダレ」が取れなくなってしまうことがあるのです。
良くお見かけするのが、クロス壁や、お風呂の壁のたれジミ。特に、カビ取り剤を上から噴霧した後のたれジミはもうとれません。洗剤は「下から上へ」と使う。拭きとりも同じく「下から上へ」 くれぐれも逆にならないように注意してくださいね。
洗剤を上から噴霧した結果、何本ものたれジミが…
雑巾で何回も拭いても白い筋は消えません
青いテープから右は「下から上へ」洗剤を噴霧し、拭きあげました。青いテープから左は「上から下へ」洗剤を噴霧し拭きあげたものです。白い筋が取れません。筋のまわりもこれ以上は綺麗にならないのです。
如何でしたか?
失敗しないお掃除のお役に立てれば幸いです。
暮らしに役立つお掃除のワンポイント!これからも続けてまいりますのでどうぞ宜しくお願い致します。
最後に、ダスキンの創業者 鈴木清一のことばをご紹介させて下さい。
「ありがとうは感謝の山びこ」
あなたご自身が、喜べたら、大きな声で「ありがとう」と呼んでみてください。
山びこのように「ありがとう」と幸せが戻ってきますよ。
逆に「ばかやろう」と呼べば「ばかやろう」とかえってきます。
感謝は幸福の山びこです。 (社長週報 第54号より)